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東北住建 株式会社は、住宅やビルの建築材料や施工を販売する会社です。

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■2013年7月19日「東京大学・松村教授出前講座」のご案内


向暑の候、皆さまにはご清栄のことと拝し、お慶びもうしあげます。日ごろの住建会、東北住建へのご高配に心から御礼もうしあげます。
 さて今年も東京大学大学院工学系研究科教授、松村秀一先生の出前講座を開催します。また今回は7年前に後来盛の腰原先生を再びお迎えしてご講演いただきます。

◆「都市木造 第2ステージへ」東京大学生産技術研究所 教授 腰原 幹雄 先生
 構造技術、防耐火技術の開発が着実に行われ都市木造が実現されるようになってきた。これまで技術先行できた都市木造は、今後、その建物の質に真価が問われるようになる。木造建築によって生み出される新しい建築、新しい空間の可能性について考える。

◆「七つの予言」東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授 松村 秀一 先生
 これから2020年代あたりを念頭に、住宅・建築の世界のあり方、特に構法、生産の仕組み、需要の内容等がどのように変わっていくのかについて、この間考えてきたこと等をお話しいただきます。

  演題・講師:「都市木造 第2ステージへ」
         東京大学生産技術研究所 教授 腰原 幹雄 先生

        「七つの予言」
         東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授 松村 秀一 先生

  開催日時 :2013年7月19日(金) 13時30分~17時00分
  開催場所 :プラザおでって4F 盛岡市中ノ橋通一丁目1−10(TEL 019-604-3300)
  参加費  :1,000円/人(当日受付にてお支払ください)
  主催・後援:主催/住建会、後援/東北住建株式会社
  参加申込 :7月13日(土)までに、FAXまたはメール・電話にてお申込み願います。



<2013年住建会 東京大学・松村研究室出前講座(文責 東北住建梶j>

「都市木造 第2ステージへ」
                                 東京大学生産技術研究所 腰原 幹雄 教授

1.木材は自然材料である為、性能のばらつきが大きく、節や割れ等の局部的な欠点が生じやすく、構造解析や構造
  設計がしにくい。

2.木造住宅においては歴史的に長い期間を経て確立された独特の平面モジュール、部材寸法が慣習化されており「
  壁量計算」という簡易な耐震性能検証法が確立されている。

3.大規模木造建築は体育館、美術館、ドームといった特殊建築物に用いられる事が多く、建築毎に個別な詳細な設
  計がされ、前述からも難しい建物と考えられがちである。

4.「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行に伴い、今後特殊な建築物だけでなく事務所ビ
  ル、集合住宅といった普通の大型木造建築の登録が期待されている。

5.大手設計事務所、ゼネコンの協力は欠かす事が出来ないが、多くの設計者が大規模建築に関しては豊富な知識を
  有するが、木質構造に対する知識不足から敬遠しがちである。

6.こうした建築設計者にS造、SRC造と同じような大規模木造建築設計の為の技術情報を整備し、積極的に設計
  に参加してもらう必要がある。

7.部材規格として断面寸法があるが、大規模木造部材は殆んどが一品生産の特注品である。しかし、現実のプロジ
  ェクトでは限られた予算の中でコストと魅力的建築の全体バランスを取ることが重要である。

8.更に、木質材料メーカーは無理をして高強度の部材を供給するだけでなく、現在の森林資源の実情にあった部材
  を設計で使用してもらうことを考えるべきである。その代り、その部材を如何に経済性の高い部材となるように
  生産システムを構築すべきである。

9.部材の強度区分、寸法を特定することのメリットとして接合部を合理化出来る点がある。品質の安定にもつなが
  る。

10.大規模木造の問題点として、コスト面があるが、一方で同じ木材を用いた戸建住宅が一番経済的な建築となっ
   ているのも事実である。戸建の生産システムを参考に大規模木造建築の生産システムを整備していく必要があ
   る。

11.又、木造に関して純潔である必要はなく、適所に混構造を配する事にて木造の魅力を引き出す建物を建築出来
   るようになり、第2ステージへ行くのである。


「七つの予言」
                          東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 松村 秀一 教授

1.世界の建築工法はISRUへと向かう
 (1)ISURとは宇宙開発用語で、現地で、現地の資料を利用して構築することである。
 (2)昔は手作業で現地で加工し現地で組み立てた。1961年、大和ハウスが壁パネルを現地に運び、現地で組み立
    てた。1972年、セキスイM1が空間を工場で作り上げ、現地ではその接合だけという風に進化?してきた。
 (3)かつてアフリカで日本がSRC造で学校を建てたが、果たしてその後のメンテナンスが出来るのか。むしろ
    現地の材(日干しレンガ)で建て、崩れても又現地の材で建替える事が出来た方がいいのではないか。
 (4)全てがISRUには成らないが、技術的追求も新しい試みも、現地で調達出来る事を考えていかなければな
    らないであろう

2.出職は公共交通でやってくる

3.部品はネコやカンガルーが持ってくる
 (1)現場へ公共交通で大工、職人が通勤してくる。(物が加工されて来る為、従来のような工具が必要ない)
 (2)建材は全て宅配便、直行便で配達する事ができる。
 (3)現金決済・信販機能が可能にするホームセンター型流通へ。
 (4)材工を分離する。新たな「工」の体制+製品品質と施工品質の切り分けの扱い方。
 (5)工務店、設計事務所の新たな役割は、予算・時間・責任範囲・デザイン等の全体調整を行うマネジメント機
    能となっていくのではないか。

4.小旦那は触覚を発達させる
 (1)戦後日本の住宅が世界でも珍しい注文住宅という形で発展する。
 (2)小規模土地所有者が大多数である。
 (3)ジャン・プルーヴェ(仏)は作るものとデザインをするものをより接近させた。

5.自給自足の空間認識が領域を形作る
 (1)DIYで建物を作る不完全性。本職ではないから、せいぜい趣味の範囲、家の改造にも限界がある。
 (2)道具とサービスで支えられた趣味としてのモノづくり。
 (3)家庭菜園との組み合わせ。郊外住宅地の宅地割の豊かさ。
 (4)ネット環境を利した情報生産。
 (5)エネルギー、水生産における先端技術活用。(最終形)
 (6)こうして、趣味の延長線上で自給自足の共同体が作れる。

6.人はのびやかな空間で目を閉じ
 (1)日本は米国より一人当たりの住宅数は多い。逆に、中古での住宅取得は米国にはるかに劣る。
 (2)古い建物をリノベーションしてさまざまな心地よい空間を作る。
 (3)箱の産業は場の産業にならなければならない。

7.勉強机だった製品はふかふかのソファになる
 (1)機能的なパッケージングされた小学生の勉強机は、成長すると何も付かないものが欲しくなってくる。住宅
    も社会全体がその方向に向いて来ているのではないか。
 (2)リノベーションは結局箱をやっていたのではないか。
 (3)本当に成長したリノベーションを考える時代にきているのではないか。




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