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2023.01.01更新

2023年「年頭所感」

                         2023年「年頭所感」 東北住建株式会社 社長 及川 秀貴

 

 

 新年明けましておめでとうございます。旧年中のご支援、ご高配に心から御礼申し上げます。そして本年も倍旧のお引き立てがいただけますよう伏してお願い申し上げます。

 

 2020年は新型コロナウイルスにより人の移動や経済活動に制限が加わり、2021年は米中木材需要の伸長に供給が追随できないというウッドショック、さらに昨年2022年はロシアのウクライナ侵攻により木材供給制限が発動されました。そのほか、急激な為替変動による原料高・資材高も加わり、我々の周りにも新しい経済変化の波が打ち寄せています。

 

 また、我々を取り巻く大きな問題として、気候変動リスクは切迫しています。温暖化ガス削減などの対応が遅れるほど影響は増大しかねません。一定の気温上昇を前提にした環境への適応策が今後一層重要になっていきます。

 

 その中で、木材は低炭素社会の実現に貢献する事が可能な省エネ資材です。木質繊維が持つ断熱性や吸・放湿性、易加工性、芳香発散による神経安定性や肌触りなど、生活資材・環境資材にとどまらず、鋼材に代わる大型建設資材としての改良も進んでいます。

 

 公共建築物の木造率は年々上昇しています。中でも、規制にとらわれず木造化しやすい3階建て以下の低層公共建築物の木造率は大きく伸びています。

 一昨年完成した木造3階建ての弊社の本社新社屋は、昨年度の「いわて木材利用優良施設等コンクール」において岩手県知事賞を頂く事ができました。加えて、「ウッドデザイン賞2022」にも選出されました。これも皆様のお引き立ての賜物と深謝致しております。

 我々がこれまで活動してきたコト、我々の思いを具現化した建物がこの様な賞を頂けたことを大変うれしく思っております。今後は今回の自社施工で得られた技術的知見を広く皆様にお伝えして、今後さらに増加するであろう高層木造建築への対応でお役立ちしたいと考えております。

 

 先行きが不透明な時代においては、「新鮮で正確な情報」がより重要になってきます。弊社は、今後も時代の変化にしっかりと対応し、必要な情報・商材を国内外問わず集め、社是の「解決提供」のもとに、皆様が抱える問題に「解決」を提供出来ますよう最大限の努力を続けて参ります。

 

 結びに、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

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